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このエロマンガがエロい!2017

 聖なる夜に性なる本を。2017年に愚息を最も喜ばせたエロマンガをご紹介。

 注意すべきは、あくまで MY SON であってYOUR SON でないこと。趣味が違えば、好みも違う。なので、未読の方は「こんなのがあるんだー」と見ていただければいいし、既読の方は「それが好きならこれなんていかが?」と逆紹介していただけると幸甚です。

 エロマンガの山から、どうやって好みを見つけるか? 実はいまだに試行錯誤なのである。上手なマッチング方法を見つけたなら、ひと財産築けるほどだろう。ただ、一つの基準を設けている。

 それは、「やれたかも」ではないというラインである。[やれたかも委員会]では、もしかしたらあの子とヤれてたかもしれない......という男たちの美しい思い出が語られる。その、まさにその絶妙な閾値を超えた先のリビドーを生々しく展開している作品こそが、愚息にとっての傑作だ。あの日あの時あの場所で君とやれていたから、僕らは今では、どろり濃厚なまま、というシチュが良い。

 男女が一線を超えるのは簡単じゃない。めんどくさいし、後あと大変だし。そういう前提やら後処理やらをカッとばし、男にとって都合の良い世界が作り上げられているのがエロマンガというもの(都合が悪いのは現実だけで充分)。

 ただ、都合が良すぎると、今度はファンタジーじみてくる。リアルに寄りすぎると「やれたかも」になって何も始まらないし、ファンタジーに倒しすぎると食傷になる。行為にいたるプロセスや心情や動機付けにも目を配るし、行為そのものの真に迫る度合いも満足させねばならぬ。要するに、わたしの愚息は超めんどくさいのだ。

宵はじめ

こっぽり生ビール

宵はじめ

 まず、『宵はじめ』(こっぽり生ビール)、これは良い。連載中から息子が大変お世話になりました。ハタチ前後で経験浅めで、酔った勢いで迫ってみたものの意気地がなくて寄りきれず......あわや「やれたかも」になるパターンが、女の子の方から最後の一押しが来る。まんざらでもないどころか、実は逆で「このとき」を待っていたのだ、という「やれたかも」をリアルにするとこうなる。

 やりとりする会話のぎこちなさや、初めて同士による上手に出来なさ加減が、いちいち現実的で芯を食う。若さ故の初々しさと、若さに任せた豊満さが淫らでたいへんよろしい。あと、寒いところでまぐわうと、吐く息や体の内からのニオイが白く見えるんだよね。そういういちいちをきちんと書き込んでいるのが生っぽさを向上させる。大学生で、(下心とか抜きにして)トモダチとして部屋呑みしていたら、本気になだれ込むのが良い。「だめだよ、酔ってるからといってこんなことしちゃ...」「だいじょうぶ、わたし、酔ってないから」という会話に撃たれました。

群青ノイズ

きい

群青ノイズ

 次は『群青ノイズ』(きい)、やっぱり良いですな。エロスそのものも実用性が高いけれど、なぜそうなるかの恋愛パートが記憶にクる。情緒とリビドーの両方を強く刺激する汎用兵器なり。

 「大人になりつつある少女」ってのは、身体のラインが硬いはずなんだけれど、つかむと柔らかい。同時に、異性を怖いと思う反面、性を知りたい鎮めたい気持ちも高まっている。好奇心は子猫を殺す、悶々とした感覚を女側から描いた「LOVERS」がきれいだ。硬いのに柔らかい、怖いのに知りたいという「ありえなさ」が、少女の日焼け跡を女のカラダに残しているミスマッチによく映える。

 最も切ない思いをさせられたのは、「つめたい雨、やさしい君」だ。ボーイミーツガールから、トモダチ。そしてトモダチからだんだん仲良くなって......までの過程が走馬灯のように体位とシンクロするのだが、それが美しいとともに嫌な予感を招き寄せる。黒髪ロングの子猫みたいな子がお見舞いに来る話は、ずーっとニヤニヤしながら読んでいた。愚息を慰めるよりも、ほっこり幸せになるお話としても優秀なり。初版はエラい高値がついてしまっているので、12/27に発売される新版の予約をするべし。

33歳みだら妻

黒木秀彦

33歳みだら妻

 そしてラストは、『33歳みだら妻』(黒木秀彦)、これは生々しい。えっちなマンガなのだから、えっちに至るのは当然のつもりで読むのだが、当然のようにそんな展開にならないのが面白い。客観視しようとしている一人称の描き方なので、まるで性のドキュメンタリーを読んでいるような感覚に陥る。やれるのか、やれないのか、いかにもありそうなノリの中、すっと一線を超えてしまう。

 そして、いったん女のスイッチが入るやいなや、それまでの冗談っぽさをかなぐり捨てて、一気に欲望をまくしたてる。お願い倒せばやらせてくれるんじゃないかしらん、という「あわよくば」感が見事にキまる、ハまる快感が良い。

 たとえば、知り合いの人妻から「キスの練習をさせてくれ」という、揶揄ってるんだか誘ってるんだか分からないようなシチュから始まって、冗談のような本気のようなやりとりの後、ガッツり走る話。夫婦交換生活を互いにビデオチャットで常時モニタリングするというゲーム性の高いスワッピングの話。横に旦那がいるのにコタツの中でいちゃつくとか、めっちゃ幸せそうな情事なので、興奮するというよりも、読んでるこっちが楽しくなる。

 以上、愚息を幸せにした3冊でした。あなたのお薦めがありましたら、ぜひご教授くださいませ。来年は掃除朋具と幾花にいろの単行本が出るといいなー

 よいエロマンガで、よい人生を。
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No title

是非、笹森トモエ先生とutu先生をご一読ください

ありがとうございます!

お薦めありがとうございます!
pixivで見ると、美しいシルエットがそそります。
買い込んだ電子書籍のファイルを漁ってみますね。
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Dain5

Author:Dain5
スゴ本より成人向のキッツいのを。
いいのがあったらご教授を。

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